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観光地の王様、京都が放つ新観光資源「花灯路」とは?

   

世界遺産や国宝が目白押しの歴史ある寺社仏閣の数々、史跡、食文化、伝統工、舞妓さん、春には桜、夏には納涼床、秋には紅葉、冬には雪景色、あともう一回舞妓さん。十分すぎる観光資源をこれでもかと抱えた京都、もうそれでいいじゃないか、と思うわけですが、しかしここで満足しないのが京都。まだまだ新しい可能性を開拓していく貪欲さが京都を世界有数の観光地たらしめているのかもしれません。そんな京都が仕掛ける新たな観光資源、その名も「花灯路」。その正体は。まずなんて読むんだ、花灯路。

 

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花灯路とは?

花灯路(はなとうろ)は、2003年、京都の東山で始まったイベントです。京都は日中、もちろん観光客でぎっしり、大盛況なわけですが、じゃあ夜はというと少なくとも昼ほどではなかったわけです。特に神社やお寺には拝観時間などの制約があるわけで、やはり人通りのピークはどうしても昼になってしまう。ここに一石を投じようと考え出されたのが花灯路。東山周辺の寺社仏閣やそれらを結ぶ参道、小路などを約10日間に渡って2000基以上のLEDでライトアップするもので、夜の京都の風物詩となることを目標に始まりました。世界遺産や国宝に指定されるような歴史ある寺社仏閣や夜の京都の町が、行灯で照らされることによって新しい情緒を醸し出すこのイベントは、その狙い通り毎年恒例のイベントとして定着し、夜の東山は毎年多くの人で賑わうようになりました。

 

さらに、この成功を受けて2005年からは嵐山周辺でも花灯路が開催されるようになり、同じ花灯路というフォーマットがそれぞれの地域の文化と融合してそれぞれに違った化学反応を引き起こすイベントとして並び立つ状が生まれました。では、東山の花灯路と嵐山の花灯路、それぞれについてご紹介しましょう。

 

東山花灯路

東山の花灯路は3月に行われます。夜6時から9時半まで(時間に関しては年によって変更される可能性がありますのであしからず)、北は青蓮院から知恩院、円山公園、八坂神社、圓徳院、法観寺などを通って南の清水寺に至る一帯が行灯によって照らし出されます。

 

日本全国に三千以上ある祇園社の総本社である八坂神社、豊臣秀吉の正室・北政所(ねね)が余生を過ごした圓徳院など、東山の歴史的建造物の数々が夜の闇に浮かび上がる様はいずれも壮観ですが、中でもおすすめなのが法観寺の五重の塔、通称「八坂の塔」です。聖徳太子が夢の中で観音様にお告げをもらって建てたとされるこの塔はまさに東山のシンボル。これがライトアップされて夜の東山にそびえる様は圧巻です。

 

そんな光景を経て、最後には清水寺が登場するんだから恐ろしい。北から南に歩いた場合、ですが。清水寺、もう説明不要でしょう。「清水の舞台から飛び下りる」のあの舞台がライトアップされてれば、それはもう見たい。これ単体でも十分魅力的なイベントですが、あくまでも花灯路の一部なんですから、贅沢な話です。そしてさらに、東山花灯路の開催期間には京都いけばな協会による作品の展示や祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東の五花街の舞妓さんによる八坂神社での奉納舞踊、円山公園の竹灯り、地元の小学生による火の用心のお囃子など、イベントも目白押しで、もうどこまでやるんだという、これでもかという感じです。京都の本気が味わえる、それが東山花灯路です。

 

嵐山花灯路

東山花灯路に続いて始まったのが、毎年12月に行われる嵐山花灯路です。阪急嵐山の駅から渡月橋を渡って、天龍寺(夜間の拝観はできません)、宝厳院、野宮神社、竹林の小径、大河内山荘庭園、常寂光寺、落柿舎、そして二尊院までの一帯がライトアップされます。

 

何と言っても、まずは渡月橋のライトアップが必見です。嵐山のシンボルである渡月橋は、元々は法輪寺へ続く橋としてそのまま「法輪寺橋」と呼ばれていましたが、鎌倉時代に亀山上皇が嵐山に訪れた際に橋の上に満月が浮かぶ様を「くまなき月の渡るに似る」と詠ったことから「渡月橋」と呼称されるようになりました。そんな雅な歴史に由来する渡月橋がライトアップされて夜に浮かびあがる姿は、下を流れる大堰川、背後にそびえる嵐山もあいまって非常に幻想的です。まさに月の橋と言った感じ。これはぜひとも見たいところです。

 

また、もうひとつおすすめなのが竹林の小径。鬱蒼と茂った竹林は昼間に訪れても圧巻ですが、これが夜にライトアップされることでまた絶景になります。渡月橋のイメージも合わせると、竹を割ったらかぐや姫でも出てくるんじゃないかというくらいの幻想的な雰囲気です。その他にも、昼間訪れても非常に風流な嵐山が夜に見せる違った表情は、嵐山花灯路の大きな魅力です。

 

まとめ

京都の新しい魅力が体験できる花灯路は、東山と嵐山の双方がそれぞれの特色を見事に増幅させて夜の京都を盛り上げている必見のイベントです。東山が3月、嵐山が12月と開催期間が離れていますが、ぜひとも両方体験していただきたい。冬休みと春休みをここに合わせて京都に遊びに行く価値はあると思います。

 - 地域, 嵐山, 東山, 南禅寺、永観堂、知恩院, 祇園、八坂神社, 観光名所 

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